リニューアル前のホットコットが好きだという記録

先日のイベントでお声がけ頂き、もう少しブログも更新したいなと思ったので、直接HSPについてではなくても、書きたいことがあれば書いていきます。(と下書きしたまま、1ヶ月経つところでした…。)
それにあわせて、ブログタイトルも少し変更してみました。

さて、さっそくですが、私はベルメゾンホットコット(HotCott)が好きです。

いえ、正しく言えば、好きでした。

ホットコット(HotCott)とは

株式会社千趣会が運営するベルメゾンにて販売されている、あったかインナーです。

現在(2019年冬)の売りは「綿95%のあったかインナーHotCott」「化繊インナーより+約1.0℃あたたかい」「シリーズ累計販売数924万枚突破!」ということです。
www.bellemaison.jp

しかし公式サイトには、販売数に対してこのような注釈もあります。

「※2011年販売以降」

今回、正に言いたいことは、この「※2011年販売以降」にかかる部分なのです。

ホットコット(HotCott)のリニューアル

2011年に発売されたホットコット。実は2016年に全面リニューアルをしています。

公式のプレスリリースがこちら
www.senshukai.co.jp

つまり、現在の累計販売数には、リニューアル前の数字も含まれています。プレスリリースにもある通り、2011年発売以来5年間で累計 547万枚を販売している人気商品でした。

私が好きなホットコットは、このリニューアル前のホットコットなのです。

購入以来、だいじに着てきましたが、さすがにくたびれてきており、昨年(2018年)新しい物を購入したところ、届いた物は、わたしが愛したホットコットではありませんでした…。

誰ですか、あなた…。

いや、確かに「綿95%にリニューアル」とは書いてあったし、一緒「ん?」と思ったけれど、できるこホットコットさんなので多少のリニューアル後も大丈夫だろうという、信頼に頼りすぎた選択をした自分が悪いのです…。

綿95%は、全然多少のリニューアルではなかった…。

綿95%ホットコット(HotCott)とリニューアル前ホットコット(HotCott)の比較

現在のホットコットが謳っている機能は間違いだ!といいたいわけでは、もちろんありません。むしろホットコットではなく、綿95%のインナーだと考えると良い商品だと思います。

だけど元々のホットコットが好きで、リニューアルまでの5年を支持していたホットコットファンからすると、「ち、違うの!自分がおすすめしていたホットコットはこれではないの!」と弁解したくもなるのです(笑)

それではどのくらい違うのか、素材と数字で比べてみましょう。

【2011年~2016年までのホットコット
綿45%
アクリル30%
レーヨン20%
ポリウレタン5%

【2016年リニューアル後からのホットコット
綿95%
ポリウレタン5%(ストレッチ天竺)


べ つ も の ! !


100歩譲って兄弟といえなくもな…、いや、だめだ、せめて親戚だ。
はとこくらいの距離かな…。


ロケットニュース24さんに、リニューアル前のホットコットレポ記事(2015年)がありました。
rocketnews24.com

記事内の「薄手」が、現在のホットコットリニューアル前です。リニューアルすることを知っていたら、買いだめしておいたのに…。

なぜリニューアル前のホットコット(HotCott)を求めるのか

これはあくまでも個人的な体質や、「こういうの欲しい」に関するものなので、リニューアル前を購入されていたみなさんが同意見でホットコット求めていたわけではないと思います。
その前提で、こういう層もいるのだと知ってもらえると嬉しいです。

現在、あったかインナーの代表格といえばユニクロヒートテックです。
もちろん私も半袖、長袖、タイツと所持しております。

そんなヒートテックの素材はこちら。

ヒートテック
ポリエステル38%
アクリル32%
レーヨン21%
ポリウレタン9%

ホットコットには全く使われていないポリエステルが、一番多く使われています。
そのため、敏感肌、乾燥肌のかたはヒートテックだと痒くなる、乾燥して荒れるという人も多いでしょう。

どうして痒くなってしまうのかは、こちらのツイートがとても分かりやすいです。


自分の体質を説明すると、

・小さいころアトピー(海水が良いからと海に入れられ泣き叫んだ記憶…)で、大人になって肌は見かけでは普通だけど、素材によっては乾燥して痒くなり、そこを擦ってしまうと赤くなったり傷になる。
・就寝時は幼少期から綿100%のパジャマ。
ヒートテックは長時間着用していると、部分的に痒くなってしまう。(背中、脇腹、腕など部位はさまざま)

というような、『化学繊維が絶対にダメではないけれど、ある程度気にかける意識は持とう』レベルです。

そんな私の体質にとって、リニューアル前のホットコットは絶妙な塩梅だったのですね~。

綿が45%で一番多いため、温かいのに痒くなりにくい、アクリルとレーヨンのおかげで身体にフィットするけど締めつけがなく苦しくないという、

ヒートテックだと痒くなりやすいけれど、絶対に着れないわけではない。
・とはいえ、できるだけ綿がメインだとありがたい。
・だけど綿多めだとインナーとして服によっては厚くて着心地がいまいち。
・そして締めつけられるのが苦手。

という中間層のニーズに、「お手頃な価格」という付加価値つきで応えてくれていたのが、リニューアル前のホットコットだったのです。

ホットコット(HotCott)代替品を求める旅へ

現在の売れ行きを見ていると、リニューアル後のホットコットこそが求めていた物だ!というかたも、たくさんいらっしゃいます。
なので、けしてリニューアル前に戻してほしいといいたいわけではありません。

ただ、ホットコットが人気な今だからこそ、今でもリニューアル前のホットコットを愛するものがいることを残したく書いてみました。

ホットコットという名でなくていいので(笑)いつかリニューアル前の配合でインナーを出してほしいな、という淡い願いを持ち続けながら、代替品を求める2019年、冬です。